音楽とドラムの歴史まとめ

Drum Treeに登場する、音楽とドラムの歴史的な背景を、すごーくカンタンにまとめました。

50’s

エンジニアのルディーヴァンゲルダーがBLUE NOTE ,リバーサイド、ヴァーヴ、プレステッジなどのレーベルで活躍。録音はマイクも真空管やリボンを用いて行われる。AmpexやGATES、COLLINS、ALTEC、FAIRCHILDなど録音機材としては現代では相当価値のある機材が大半の録音機材で収録されており、とてもハイファイなサウンドが特徴である。レコーダーのトラック数も2や4トラックであった。活躍した代表的なドラマーはバディーリッチ、ジーンクルーパー、マックスローチ、フィリージョージョーンズ、ジミーコブなど。
ジャンル アーティスト 曲名、アルバム名 ドラマー
1957 JAZZ, BOP Miles Davis Quintet Relaxin’ Philly Joe Jones

60’s

ジャズもモードからフリーなども登場により、より自由なアプローチが可能となる。トニーウイリアムズ、エルビンジョーンズ、ロイヘインズ、ジャックディジョネットなどより自由度の高いドラマーが多くクレジットされる。ジャズもECMレーベルなどストレートなビートを用いたジャズも登場する。
またビートルズや、ジミヘンドリックス、ジャニスジョップリンなどといったロックのアーティストたちの登場により音楽の幅も広がりそれとともにドラミングも8ビート、16ビートなどが登場する。
ジャンル アーティスト 曲名、アルバム名 ドラマー
1964 JAZZ Art Blakey & the Jazz Messengers Free for All Art Blakey
1966 MOTOWN POPS Gladys Knight & the Pips I Heard It Through the Grapevine Roger Hawkins
1968 ROCK The Beatles Strawberry Fields Forever Ringo Starr

70’s

マルチトラックの登場により飛躍的にサウンドに変化が見られる。70年代始めは16トラックのレコーダー、73,4年あたりから24トラックのレコーダーに移行しマイクもドラムのそれぞれのパーツに振り分けられ、セパレーションをとったレコーディングが主流となる。またカスケードによりトラック数の制限から解放され録音の手法も変わってくる。コンデンサーマイクの登場や、コンソールもNEVEなどが主流となり録音のキャラクターをガラッと変えることになる。
ビートは完全に2、4にスネアの入ったバックビートが当たり前になりスティーブガッド、ハービーメイスン、バーナードパーディー、ジェームスギャドソン、ヨギホートンなどが多くの名盤で素晴らしいドラミングを残している。ジャンル問わずフュージョン、クロスオーバー、レゲエ、ブラジリアン(MPB)なども曲通のサウンドメイキングが見られる(特にジャンルによりリバーヴの用い方は違ったが、、、。)
ジャンル アーティスト 曲名、アルバム名 ドラマー
1970 SOUL JAMES BROWN SEX MACHINE John “Jabo” Starks
1971 ROCK Led Zeppelin Black Dog John Bonham
1973 JAZZ, FUSION Herbie Hancock Chameleon Harvey Mason
1973 Reggae Bob Marley I Shot the Sherrif Carlton Barrett
1976 FREE SOUL Deniece Williams Free Maurice White or Freddie White
1976 MOTOWN STEAVIE WONDER I WISH STEAVIE WONDER
1979 R&B Michael Jackson Rock With You John Robinson

80’s

シンセサイザー、シモンズのようなエレクトリックドラムの多様化によりサウンドが激変する。レコーディングもデジタルテープの採用によりサウンドが一新。

90’s

ニルヴァーナ、グリーンデイ、オアシスのような躍動感溢れるロックバンドの再来。一方ではAcid Jazzなどと呼ばれるインコグニートや、ジャミロクワイなどが70’sのSoul, R&Bのサウンドをサンプリングし現代のフィルターでアウトプットしたかのような音楽を展開。

ジャンル アーティスト 曲名、アルバム名 ドラマー
1991 Grunge, ROCK Nirvana Smells Like Teen Spirit Dave Grohl
1992 FUNK, SOUL Maceo Parker Shake Everything You’ve Got Kenwood Dennard
1993 OAKLAND FUNK TOWER OF POWER Soul With a Capital “S” David Garibaldi
1994 PUNK, ROCK GREEN DAY Basket Case Tré Cool

2000’s

ソウライブなどに代表されるデジタルレコーディングのサウンドが多くの人の心を掴み2000年代のサウンドのさきがけとなる。ディアンジェロなどNEO SOULと呼ばれるアナログのテープサウンドとデジタルサウンドのハイブリッドな手法も注目される。
ジャズもどんどんボイシングが複雑となり、テンションコードの多様化により音楽の自由度が広がる。クエストラブ、クリスデイブ、スティーヴジョーダンなどがHIP HOPとジャズの新しい可能性を提示し、ブライアンブレイド、エリックハーランド、ジェフワッツ、ケンドリックスコットなどジャズの新たなスターも登場する。

ジャンル アーティスト 曲名、アルバム名 ドラマー
2000 NEO SOUL, R&B Erykah Badu Orange Moon Ahmir “Questlove” Thompson
2009 Contemporary Jazz Gretchen Parlato Weak Kendrick Scott

by Akihito Yoshikawa


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